宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 4/10 12:36 更新 太陽風の速度が上昇し、磁気圏の活動も高まっています。小さい黒点が出現しています。 担当 篠原 コロナホールの影響が始まり、 太陽風の速度が上昇しています。 昨日のニュースの後、 太陽風の磁場強度は8nTとやや高めになりました。 続いて、速度も上昇を始め、 夕方には400km/秒と平均的な速度に上がり、 夜になると、480km/秒と高速の風に変わりました。 その頃から、太陽風磁場の南北成分が 南向きにやや大きく振れる様になり、 磁気圏の活動を強めて、 AE指数で1000nTに達する大きな変化を、 10日6時(世界時9日21時)頃に記録しています。 南極、昭和基地の全天カメラの動画を掲載します。 激しいオーロラが空全体を覆っています。 現在、太陽風の速度は500km/秒に達しています。 磁場強度は、 7nTとやや強まった状態が続き、 太陽風の変化は、もう一段高まるかもしれません。 一方、SDO衛星AIA193では、 コロナホールは既に太陽の中央線を通り過ぎています。 4〜5日後くらいには、 太陽風は穏やかな風に戻っているかもしれません。 太陽では、南半球の中心部に、 小さい黒点が出現しています。 掲載の写真で、かろうじて見えるくらいの大きさです。 X線グラフは特に変化なく、活動は穏やかです。 南極・昭和基地の全天カメラで、世界時9日21時頃に撮影されたオーロラの様子。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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