宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 4/ 2 13:45 更新 太陽は無黒点に戻っています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、カナダ、イエローナイフで、 現地3月31日23時から2時にかけて撮影された オーロラの写真をいただきました。 世界時では、4月1日5〜8時頃です。 何度かピンク色の濃いオーロラが頭上を覆ったとのことで、 なかなか見応えのある夜だった様です。 1枚目と3枚目に、緑とピンクの重なった長大なオーロラが見えています。 2枚目の写真は、満月と並んでいて、 月の光に負けずにオーロラも写っています。 この頃の太陽風は、速度は450km/秒とやや高まっていましたが、 磁場はどちらかというと北寄りで、 磁気圏の活動度はあまり高まっておらず、 AE指数は目立った変化にはなっていませんでした。 地球全体としては穏やかな状況でしたが、 極域では、美しいオーロラが輝く瞬間もあった様です。 高坂さんによると、強弱の違いはあるものの、 月曜日から6晩連続でオーロラが見えているそうです。 夜が次第に短くなっていく中、貴重な写真をありがとうございます。 太陽風の速度は、昨日の午後から少し高まって、 470km/秒に上がりました。 今日の未明から少し下がり始め、 現在は430km/秒と、昨日程度に戻っています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さくなっています。 磁気圏は穏やかで、AE指数は目立った変化は起きていません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部にはコロナホールはなく、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 昨日お知らせしたCMEの影響が、 明後日くらいにやって来るかもしれません。 太陽では、2703黒点群が見えなくなり、 無黒点になっています。 この2703黒点群で、 昨夜、1日22時(世界時1日13時)に、 B9.0の小さいフレアが発生しています。 X線グラフの変化は、 昨日お知らせしたB7.1のフレアと似ていますが、 STEREO Ahead衛星の写真では、 CMEは起きていないようです。 (c) 高坂雄一氏 カナダ、イエローナイフで、現地3月31日23時〜2時にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 カナダ、イエローナイフで、現地3月31日23時〜2時にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |