宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 3/28 13:51 更新 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏の活動も小さくなっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨夜にかけて、530km/秒に高まった状態が続きました。 そして、今日に入った頃から低下が始まり、 現在は450km/秒とやや高速くらいに下がっています。 23日から始まった太陽風の高まりは、 6日めに入ったところで、終わりになるのでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 南向きに変化している時間帯もありますが、 0nT付近で小さく振れている時間帯が多い様です。 磁気圏の活動は、AE指数で500nT弱の小規模の変化が目立ち、 グラフの後半では、変化は少なくなっています。 太陽風が落ち着いてきたことで、 磁気圏の活動も弱まっていきそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の高緯度域の中央部に、 コロナホールの暗い領域が見えています。 27日前の前周期は目立った変化は到来しなかったのですが、 今回はどうなるでしょうか。 明日、明後日くらいの太陽風に注目してください。 太陽は無黒点で、穏やかな状態が続いています。 今回の太陽風の高まりの影響で、 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 GOES14、GOES15の両衛星で10,000を超えています。 太陽風は落ち着いてきたので、 更に大きく増加することはないでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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