宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 4/ 1 13:43 更新 2703黒点群でB7.1の小さいフレアが発生し、CMEも飛び出しています。 担当 篠原 昨夕、31日18時(世界時31日9時)に、 太陽の東端近くの2703黒点群で、 B7.1の小さいフレアが発生しました。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 動画を見ると、コロナのガスが吹き飛ばされている様です。 地球から離れた地点で太陽を観測している STEREO Ahead衛星のCOR2カメラによると、 CME(太陽ガスの放出現象)が発生していて、 コロナのかたまりが、 Ahead衛星から見て太陽の右に向かって噴出しています。 (地球から見た方向ではありません) フレアの発生地点が、地球から見ると左端に寄っているため、 地球への影響は、飛び出したCMEの広がりが 地球まで届くかどうかで決まります。 やって来るとすると、4日後の4月4日前後ではないでしょうか。 速度の変化は小さいと思いますが、 磁場の強まりが到来して、南向きに大きく振れると、 オーロラの活動が激しくなる可能性があります。 現在の太陽風は、速度は430km/秒前後で安定し、 平均的な状態に戻っています。 磁場強度は5nTと、こちらも平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 磁気圏は穏やかで、AE指数は小さい変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールはなく、 太陽風は基本的には穏やかに推移しそうです。 CMEによる乱れはやって来るでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は減少が進み、 2つの衛星とも10,000を割っています。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B7.1のフレアに伴って発生したCMEの様子。STEREO Ahead衛星COR2カメラ。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |