宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
昨日、C4.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 --- ---
3/30 16:47 C4.6
3/29 --- ---

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
2703 1 α C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 450 +1.0
-2 h 448 +1.4
-4 h 445 -0.6
-6 h 411 +1.5
-8 h 410 +3.1
-10 h 391 +1.6
-12 h 395 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 12 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 11 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^3
3/31 0.4 1x10^4
3/30 0.4 2x10^4
3/29 0.4 4x10^4
3/28 0.4 4x10^4
3/27 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 3/26 13:58 太陽風は高まった状態が続き、磁気圏も活動的です。
2018/ 3/27 14:11 500km/秒の高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。
2018/ 3/28 13:51 太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏の活動も小さくなっています。
2018/ 3/29 13:41 太陽の東端から黒点が現れるかもしれません。太陽風は低速になっています。
2018/ 3/30 13:52 太陽の東端から黒点が現れました。太陽風はやや高速になっています。
最新のニュース

2018/ 3/31 13:41 更新
2703黒点群でC4.6の小規模フレアが発生しました。Cフレアは1か月ぶりです。

担当 篠原

太陽の東端に現れた黒点群は、
2703黒点群と番号が付けられています。

この領域で、昨夕、30日17時(世界時30日8時)に、
C4.6の小規模フレアが発生しました。
Cクラスのフレアの発生は、3月2日のC1.9以来、およそ1か月ぶり、
C4に達する規模のフレアは、2月10日のC4.6以来(偶然同じ値です)、
およそ2か月ぶりです。
GOES-14衛星のX線カメラによる動画を掲載します。

2703群では、その後もBクラスの小さい活動が起きています。
この後もCクラスの活動は起きるでしょうか。


太陽風は、昨日のニュースの後、速度は400km/秒に下がりましたが、
今朝くらいから少し高まって、
450km/秒とやや高速の状態に戻っています。
磁場強度は、6nT前後と平均的な状態です。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向です。
磁気圏は穏やかで、AE指数は特に変化はありません。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真は、
今日は正しい向きに戻っています。
中央部にコロナホールは見られず、
今後、太陽風は穏やかに推移しそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、減少が進んでいます。
赤線のGOES-15は、かろうじて10,000に達していますが、
明日には割っていそうです。




GOES-14衛星のX線カメラによる、C4.6の小規模フレア。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。