宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 3/29 13:41 更新 太陽の東端から黒点が現れるかもしれません。太陽風は低速になっています。 担当 篠原 太陽のこちら側は無黒点が続いていますが、 向こう側には活動的な領域ができている様で、 GOES衛星のX線グラフで、 昨夜、28日21時(世界時28日12時)頃に、 B1に達する程度の小さい変化が観測されています。 STEREO Ahead衛星の写真を見ると、 太陽の東端の向こう側でフレアが発生した様です。 SDO衛星のAIAカメラの東端(左端)では、 ループ状のプロミネンスの変化が見られます。 この後、太陽の東端から黒点が現れるかもしれません。 (今日掲載しているAIA193の最新画像は、 なぜか180度程度回転した状態です。 右端の赤道近くに見えている明るい領域は、 本当は左端(東端)にあります) 太陽風は、今日の未明に400km/秒台を割り、 その後、360km/秒と低速の風になっています。 磁場強度は、2〜3nTと弱まったままです。 磁気圏の活動は穏やかになり、 AE指数は、ほとんど変化がありません。 昨日のニュースで書いた様に、 この後、コロナホールの影響がやって来るかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 2つのGOES衛星で、2〜4万に高まった状態が続いています。 太陽風がこのまま穏やかに推移すると、 減少はゆっくりと進みます。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |