宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:49)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/20 --- ---
3/19 --- ---
3/18 --- ---

黒点  3/20 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 480 +0.6
-2 h 488 -1.9
-4 h 488 -0.9
-6 h 505 -0.1
-8 h 496 -0.3
-10 h 498 -1.5
-12 h 509 -0.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -24 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -5 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^3
3/20 0.4 2x10^4
3/19 0.5 5x10^3
3/18 0.4 8x10^3
3/17 0.4 1x10^4
3/16 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 3/15 15:47 太陽風の高まりが到来し、磁気圏の活動も強まりました。
2018/ 3/16 13:19 太陽風は高速の風になり、磁気圏の活動も続いています。
2018/ 3/17 14:31 太陽風の高まりは続き、磁気圏の活動も活発です。
2018/ 3/18 11:37 500km/秒の高速太陽風が続いています。2702黒点群が発生しています。
2018/ 3/19 13:54 太陽風の速度は600km/秒に高まっています。磁気圏の活動も激しくなりました。
最新のニュース

2018/ 3/20 13:49 更新
太陽風の速度は下がり始めています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランドの中村太一さんより、
南半球のオーロラの便りをいただきました。

1枚目は、10日前、3月10日の撮影です。
太陽風磁場の強まりが到来して、
磁気圏の活動をやや高めた頃の様子です。
目では見え辛かったかったものの、
カメラでは捉えることができたとのことです。
日没後空が暗くなって、水平線近くで1時間ほど見えていたそうです。

2、3枚目は、少し遡って、2月17日のオーロラと大気光です。
太陽風の速度が500km/秒に高まり、
磁気圏の活動を少し高めていた頃の撮影です。
このオーロラも光が薄く、
カメラで撮影してその色合いからオーロラだと確認したそうです。
そして、オーロラが小さくなる頃に、
大気光が目立つ様になっていたそうです。

2種類の光が重なって、とてもきれいです。
1つ戻って、2枚目のオーロラの上の辺りにも、
大気光が写っている様です。

この3枚の写真は、12日にメールでいただいていたのですが、
私の都合で、紹介するのが一週間遅れになってしまいました。
どうもありがとうございます。



600km/秒に高まっていた太陽風の速度は、
昨日の夕方くらいに500km/秒台前半に下がり、
現在は480km/秒まで下がっています。

太陽風の磁場強度も、今朝までは5nTを保っていましたが、
その後下がって、現在は2nTと弱くなっています。

太陽風の高まりは、一旦終わりとなるのでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近か、弱い南寄りになっています。
速度が高まっていることもあり、
磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数は500nT前後の変化が続いています。

現在は、太陽風の速度、磁場ともに弱まり始めているため、
磁気圏の変化も次第に小さくなりそうです。


太陽は、2702黒点群が見えなくなり、無黒点になっています。
X線グラフも変化はなく、穏やかです。


放射線帯の高エネルギー電子が増加して、
GOES14、15の両衛星で10,000に達しています。




ニュージーランド南島ダニーデンで、現地3月10日21時57分(世界時10日8時57分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地2月17日23時27分(世界時17日10時27分)に撮影されたオーロラ。
(c) 中村太一氏


ニュージーランド南島ダニーデンで、現地2月18日1時20分(世界時17日12時20分)に撮影された大気光。
(c) 中村太一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。