宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 3/ 5 13:16 更新 太陽風は低速です。2月の黒点相対数は 10.6 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、2月の太陽黒点相対数が発表されました。 月平均値は 10.6 とのことで、4か月ぶりに2桁に上がっています。 と言っても、1枚目のグラフを見ると、 最後のところの点が数個固まっている中にあり、 太陽活動が下がり続けている傾向の中での変化です。 また、黒点数が0となる無黒点の日は、12日でした。 こちらは、昨年10月以降、5か月連続で10日台が続いています。 前の極小期は、2007年頃に一気に20日台まで増えたのですが、 今回はどうなるでしょうか。 昨日、450km/秒にやや高まった太陽風の速度は、 夕方には下がり始めて400km/秒を割り、 その後、370km/秒とやや低速の風になっています。 速度の高まりは、短期間の変化になっています。 磁場強度は、一旦、2nTまで下がりましたが、 その後上昇して、現在は7nTと少し強まっています。 磁気圏も基本的には穏やかで、 AE指数は300nTの小規模の変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部に淡いコロナホールが南北に伸びています。 2〜3日後くらいに、 この領域の弱い影響が到来するかもしれません。 太陽は無黒点です。 X線グラフも変化はなく、穏やかな状態です。 太陽黒点相対数の長期変化。1月の黒点相対数は 6.7 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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