宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 3/ 2 14:11 更新 2700黒点群でB6.8の小さいフレアが起きました。 担当 篠原 2700黒点群は更に小さくなり、 掲載の可視光写真では、見つけられないくらいです。 この2700黒点群で、今朝、2日9時半(世界時2日0時半)に、 B6.8の小さいフレアが発生しました。 フレアの様子をSDO衛星AIA193の動画で紹介します。 Cクラス以下の小さい活動ですが、 静かになっている現在の太陽では貴重な変化です。 この動画でもコロナのガスが吹き飛ぶ様子を見ることができますが、 SOHO衛星LASCO C2では、 CME(太陽ガスの放出現象)の飛び始めを見ることができます。 地球からは横方向なので、影響は及ばないでしょう。 この後、2700黒点群が見えなくなると、 太陽は無黒点になりそうです。 太陽風の速度は、今日に入る頃に400km/秒を割り、 現在は360km/秒と低速の風になっています。 磁場強度は、3nTから5nTに少し上がり、 平均的な強度に戻っています。 27日周期の図を見ると、 27日前と同様の穏やかな風になってきた様です。 太陽風磁場の南北成分は、弱い南寄りになっていて、 AE指数では、300〜500nTの小規模の活動が発生しています。 現在は太陽風の速度が下がってきたので、 今後の活動は変化が小さくなりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B6.8フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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