宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/17 14:11 更新 コロナホールの影響が始まった様です。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 アイスランド北部のHrisey島に滞在中のSonghiさんより、 16日夜に撮影されたばかりのオーロラの写真をいただきました。 撮影は、世界時16日23時14分と21分です。 Songhiさんによると、 21時半頃に、目視できる緑色のオーロラのラインが、 北から西へ流れて行く様子が観察でき、 23時頃から活動が活発になって、 頭の上をすっぽりとオーロラに包まれたとのことです。 空一面がオーロラで、どこを撮影するか悩んでしまうほどだったそうです。 ちょうど同じ頃のオーロラを、 ノルウェー・トロムソの全天カメラが捉えていたので、 動画を掲載します。 トロムソでも同様に、21時過ぎからオーロラが輝き始め、 23時前から激しく活動していました。 アイスランドとは距離が離れていますが、 一連の活動を見ているということが分かります。 Songhiさんからは、撮影直後に送信していただいた様です。 貴重な速報をどうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度が470km/秒へやや高まっています。 その前に、磁場強度の強まりが到来しており、 コロナホールの影響が始まった様です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りに振れ、 後半から南に切り替わっています。 最初に紹介したオーロラの写真は、この頃に撮影されています。 AE指数のグラフは、変化はあまり見えていなくて、 600nTに達する変化が1度起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 太陽の北西部(右上)に三角形のコロナホールが広がっています。 この領域の影響が、これから更に強まる可能性があります。 また、コロナホールは左下へ斜めに細長く伸びています。 3日後以降は、この部分の影響がどの程度来るのか注目してください。 太陽は、2699黒点群が太陽の西の端に達して、 沈もうとしています。 その他に活動的な領域はなく、 この後、太陽は静かになりそうです。 (c) Songhi氏 アイスランド北部のHrisey島で、世界時16日23時21分に撮影されたオーロラ。 (c) Songhi氏 ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、世界時16日22時半〜17日0時のオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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