宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:11)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/17 --- ---
2/16 --- ---
2/15 --- ---

黒点  2/17 (NOAA)
磁場 フレア
2699 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 474 -3.3
-2 h 444 +0.0
-4 h 420 -5.2
-6 h 413 -3.1
-8 h 407 -0.7
-10 h 395 +3.4
-12 h 398 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -6 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 4 -/ -
-6 h 7 -/ -
-8 h 8 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
2/17 0.4 6x10^0
2/16 0.4 6x10^0
2/15 0.4 5x10^0
2/14 0.5 5x10^0
2/13 0.6 5x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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Dst (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 2/12 13:57 2699黒点群でC1.5フレアが発生し、CMEも発生しています。
2018/ 2/13 12:43 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。コロナホールが太陽の中心部に広がっています。
2018/ 2/14 13:43 太陽風は低速です。今後、CMEの乱れが到来しそうです。
2018/ 2/15 13:22 太陽風は低速で、変化は始まっていません。アイスランドのオーロラをどうぞ。
2018/ 2/16 12:31 CMEによる太陽風の乱れが到来し、オーロラの活動を強めました。
最新のニュース

2018/ 2/17 14:11 更新
コロナホールの影響が始まった様です。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アイスランド北部のHrisey島に滞在中のSonghiさんより、
16日夜に撮影されたばかりのオーロラの写真をいただきました。

撮影は、世界時16日23時14分と21分です。
Songhiさんによると、
21時半頃に、目視できる緑色のオーロラのラインが、
北から西へ流れて行く様子が観察でき、
23時頃から活動が活発になって、
頭の上をすっぽりとオーロラに包まれたとのことです。
空一面がオーロラで、どこを撮影するか悩んでしまうほどだったそうです。

ちょうど同じ頃のオーロラを、
ノルウェー・トロムソの全天カメラが捉えていたので、
動画を掲載します。
トロムソでも同様に、21時過ぎからオーロラが輝き始め、
23時前から激しく活動していました。

アイスランドとは距離が離れていますが、
一連の活動を見ているということが分かります。

Songhiさんからは、撮影直後に送信していただいた様です。
貴重な速報をどうもありがとうございます。



現在の太陽風は、速度が470km/秒へやや高まっています。
その前に、磁場強度の強まりが到来しており、
コロナホールの影響が始まった様です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りに振れ、
後半から南に切り替わっています。
最初に紹介したオーロラの写真は、この頃に撮影されています。

AE指数のグラフは、変化はあまり見えていなくて、
600nTに達する変化が1度起きている程度です。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
太陽の北西部(右上)に三角形のコロナホールが広がっています。
この領域の影響が、これから更に強まる可能性があります。
また、コロナホールは左下へ斜めに細長く伸びています。
3日後以降は、この部分の影響がどの程度来るのか注目してください。


太陽は、2699黒点群が太陽の西の端に達して、
沈もうとしています。
その他に活動的な領域はなく、
この後、太陽は静かになりそうです。



アイスランド北部のHrisey島で、世界時16日23時14分に撮影されたオーロラ。
(c) Songhi氏


アイスランド北部のHrisey島で、世界時16日23時21分に撮影されたオーロラ。
(c) Songhi氏


ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、世界時16日22時半〜17日0時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。