宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/12 13:57 更新 2699黒点群でC1.5フレアが発生し、CMEも発生しています。 担当 篠原 2699黒点群で、再びCクラスに達するフレアが発生しました。 今朝、12日9時(世界時12日0時)に発生した、 C1.5の小規模フレアです。 X線グラフを見ると、 強度の高まりが長い時間続くタイプのフレアで、 グラフの値としては、まだ下がりきっていません。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 周辺のコロナのガスも大きく変動しています。 STEREO Ahead衛星のCOR2によると、 CME(太陽ガスの放出現象)も発生している様で、 太陽の右に向かってガスが飛び出しています。 フレアが太陽の中心付近で発生したので、 噴出したガスは、地球の方向に向かっていると思われます。 3〜4日後の2月15〜16日頃に到来するかもしれません。 どの程度の乱れがやって来るでしょうか。 太陽風は、320km/秒と低速の風が続いています。 昨日のDSCOVR衛星のデータは一時的なエラーだったようで、 その後は、300km/秒台前半に戻っています。 磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がり、平均的な状態です。 磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。 磁気圏はとても穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 コロナホールが太陽の中心線に近づいています。 こちらの影響も、4日後くらいから始まる可能性があります。 CMEの変化と重なる様に到来するかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2カメラによるCMEの観測。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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