宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:57)
今日、C1.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 09:21 C1.5
2/11 --- ---
2/10 22:00 C4.6

黒点  2/12 (NOAA)
磁場 フレア
2699 14 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 317 -0.1
-2 h 313 +0.1
-4 h 308 +2.9
-6 h 311 +4.4
-8 h 311 +2.5
-10 h 309 +2.0
-12 h 311 +1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 16 -/ -
-2 h 17 -/ -
-4 h 17 -/ -
-6 h 18 -/ -
-8 h 14 -/ -
-10 h 9 -/ -
-12 h 10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
2/12 0.5 5x10^0
2/11 0.4 6x10^0
2/10 0.6 1x10^1
2/ 9 0.5 1x10^1
2/ 8 0.5 9x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 2/ 7 12:35 2699黒点群で、2回目のC1フレアが発生しました。
2018/ 2/ 8 12:39 2699黒点群で、C8.1の小規模フレアが発生しました。
2018/ 2/ 9 12:58 2699黒点群では小さい活動が続いています。
2018/ 2/10 09:55 2699黒点群でBクラスのフレアが続いています。太陽風は低速です。
2018/ 2/11 09:48 2699黒点群で、C4.6の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2018/ 2/12 13:57 更新
2699黒点群でC1.5フレアが発生し、CMEも発生しています。

担当 篠原

2699黒点群で、再びCクラスに達するフレアが発生しました。
今朝、12日9時(世界時12日0時)に発生した、
C1.5の小規模フレアです。

X線グラフを見ると、
強度の高まりが長い時間続くタイプのフレアで、
グラフの値としては、まだ下がりきっていません。

SDO衛星AIA193による動画を掲載します。
周辺のコロナのガスも大きく変動しています。
STEREO Ahead衛星のCOR2によると、
CME(太陽ガスの放出現象)も発生している様で、
太陽の右に向かってガスが飛び出しています。

フレアが太陽の中心付近で発生したので、
噴出したガスは、地球の方向に向かっていると思われます。
3〜4日後の2月15〜16日頃に到来するかもしれません。
どの程度の乱れがやって来るでしょうか。


太陽風は、320km/秒と低速の風が続いています。
昨日のDSCOVR衛星のデータは一時的なエラーだったようで、
その後は、300km/秒台前半に戻っています。

磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がり、平均的な状態です。
磁場の南北成分は、北寄りに推移しています。
磁気圏はとても穏やかです。

SDO衛星AIA193の太陽写真では、
コロナホールが太陽の中心線に近づいています。
こちらの影響も、4日後くらいから始まる可能性があります。
CMEの変化と重なる様に到来するかもしれません。



2699黒点群で発生したC1.5フレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによるCMEの観測。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。