宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/15 13:22 更新 太陽風は低速で、変化は始まっていません。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 一週間前になりますが、2月8日に、 アイスランド北部のHrisey島で撮影されたオーロラの写真を、 Songhiさんよりいただきました。 この頃の太陽風は、速度、磁場強度とも平均的な状態で、 磁気圏の活動も穏やかだったのですが、 アイスランドの夜の時間帯に、磁場が南寄りに振れて、 小規模ですがオーロラの活動を起こしたようです。 時間帯が同じかは分かりませんが、 ノルウェー・トロムソの全天カメラでも、 オーロラの活動が撮影されています。 Songhiさんによると、 現地のオーロラ予報サイトの期待レベルは0だったそうで、 厳しい条件の中、見事にオーロラの輝きを捉えた写真です。 どうもありがとうございます。 現在の太陽風は、速度は300km/秒に下がり、 更に低速になっています。 磁場強度も、 2nTに弱まっています。 太陽風磁場の南北成分は、 振れ幅は小さいですが、 グラフの後半から南寄りに変化しています。 速度が遅いこともあり、 AE指数のグラフは目立った変化にはなっていませんが、 ノルウェー・トロムソの全天カメラを見ると、 弱いオーロラの活動も発生しているようです。 12日のCMEの噴出から3日が経ち、 そろそろ乱れが到来するかもしれません。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽では、2699黒点群が西の端に近付いています。 活動は穏やかで、可視光写真の姿もだいぶ寂しくなってきました。 (c) Songhi氏 アイスランド北部のHrisey島で、2月8日に撮影されたオーロラ。 (c) Songhi氏 2699黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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