宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/16 --- ---
2/15 --- ---
2/14 --- ---

黒点  2/16 (NOAA)
磁場 フレア
2699 5 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 372 +7.8
-2 h 359 -0.7
-4 h 366 +1.6
-6 h 355 -2.2
-8 h 353 -0.4
-10 h 376 +2.8
-12 h 375 -6.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 8 -/ -
-2 h 7 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -5 -/ -
-12 h 18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^0
2/16 0.4 5x10^0
2/15 0.4 5x10^0
2/14 0.5 5x10^0
2/13 0.6 5x10^0
2/12 0.5 6x10^0

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 2/11 09:48 2699黒点群で、C4.6の小規模フレアが発生しました。
2018/ 2/12 13:57 2699黒点群でC1.5フレアが発生し、CMEも発生しています。
2018/ 2/13 12:43 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。コロナホールが太陽の中心部に広がっています。
2018/ 2/14 13:43 太陽風は低速です。今後、CMEの乱れが到来しそうです。
2018/ 2/15 13:22 太陽風は低速で、変化は始まっていません。アイスランドのオーロラをどうぞ。
最新のニュース

2018/ 2/16 12:31 更新
CMEによる太陽風の乱れが到来し、オーロラの活動を強めました。

担当 篠原

昨日の夕方、15日16時半(世界時15日7時半)に、
12日のCMEによると思われる太陽風の乱れが
DSCOVR衛星に到達しました。

太陽風の図を見ると、
磁場強度、密度、速度が急な増加をしています。
ただし、変化そのものは小さく、
磁場強度は、3nTから8nTに、
速度は、300km/秒から350km/秒に上がった程度です。

その後、7時間ほど経って、
磁場強度は10nT、速度は400km/秒に達し、
この辺りが最高の値になった様です。

CMEの発生から、3日半程経過しての到来となりました。
フレアの規模を考えると、このくらいではないかと思います。

太陽風磁場の南北成分は、
変化が到来してしばらく後に、
-5 〜 -10nTのやや強い南向きの変化が続きました。
磁気圏の活動もやや強まって、
AE指数は500nT程度の変化が起きています。

この変化の一番強まった頃、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの観測が始まり、
全天を覆う見事なオーロラの活動が捉えられています。
撮影が始まった時には、既にオーロラは激しくなっていたようで、
最初の写真から、にぎやかな光景になっています。

その後、太陽風磁場の南北成分は、
0nT付近で小さく変化する様になり、
AE指数の変化も見られなくなっています。

CMEによる乱れはそろそろ落ち着いて、
次は、コロナホールの影響に変わりそうです。


2699黒点群は、太陽の西の端に近付いています。
X線グラフは特に変化はなく、
このまま静かに沈んで行きそうです。



ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、世界時15日17〜18時のオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。