宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/11 09:48 更新 2699黒点群で、C4.6の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨夜、10日22時(世界時10日13時)に、 2699黒点群でC4.6の小規模フレアが発生しました。 2699群のCフレアは5回目です。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 C4フレアの後も、小さい活動が続いています。 引き続き注目してください。 また、太陽の東端には黒点は現れず、 可視光写真では、太陽の中央に2699群が見えるだけです。 太陽風は、DSCOVR衛星のデータでは、 速度が500km/秒に上昇していますが、 ACE衛星のグラフは、 370km/秒に少し上がっていますが、低速のままです。 磁場強度を見ると、どちらも6nTと平均的な値で安定しています。 速度が上昇する様子でもないので、 ACE衛星のグラフの方が正しいのではないかと思います。 磁気圏の活動は、 昨日の夕方頃に太陽風磁場が南向きに変化した影響で、 AE指数700nTの中規模の活動が発生していますが、 以降は穏やかです。 現在の磁場は北向きに振れているので、 速度が高まっていたとしても、磁気圏は穏やかでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の東側から、コロナホールが横に伸びて来ました。 もう2日ほどで太陽の中心線に達して、 5日後くらいから太陽風の変化が始まりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2699黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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