宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:48)
昨日、C4.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/11 --- ---
2/10 22:00 C4.6
2/ 9 --- ---

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
2699 25 β C5

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:33 492 +3.3
-2 h 434 +3.6
-4 h 388 -0.2
-6 h 340 -2.3
-8 h 339 +0.3
-10 h 336 -0.4
-12 h 337 -1.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
08:30 1 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 9 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^0
2/11 0.4 6x10^0
2/10 0.6 1x10^1
2/ 9 0.5 1x10^1
2/ 8 0.5 9x10^0
2/ 7 0.4 1x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 2/ 6 13:37 2699黒点群は少し大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。
2018/ 2/ 7 12:35 2699黒点群で、2回目のC1フレアが発生しました。
2018/ 2/ 8 12:39 2699黒点群で、C8.1の小規模フレアが発生しました。
2018/ 2/ 9 12:58 2699黒点群では小さい活動が続いています。
2018/ 2/10 09:55 2699黒点群でBクラスのフレアが続いています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2018/ 2/11 09:48 更新
2699黒点群で、C4.6の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

昨夜、10日22時(世界時10日13時)に、
2699黒点群でC4.6の小規模フレアが発生しました。
2699群のCフレアは5回目です。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
C4フレアの後も、小さい活動が続いています。
引き続き注目してください。

また、太陽の東端には黒点は現れず、
可視光写真では、太陽の中央に2699群が見えるだけです。


太陽風は、DSCOVR衛星のデータでは、
速度が500km/秒に上昇していますが、
ACE衛星のグラフは、
370km/秒に少し上がっていますが、低速のままです。

磁場強度を見ると、どちらも6nTと平均的な値で安定しています。
速度が上昇する様子でもないので、
ACE衛星のグラフの方が正しいのではないかと思います。

磁気圏の活動は、
昨日の夕方頃に太陽風磁場が南向きに変化した影響で、
AE指数700nTの中規模の活動が発生していますが、
以降は穏やかです。

現在の磁場は北向きに振れているので、
速度が高まっていたとしても、磁気圏は穏やかでしょう。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
太陽の東側から、コロナホールが横に伸びて来ました。
もう2日ほどで太陽の中心線に達して、
5日後くらいから太陽風の変化が始まりそうです。



2699黒点群で発生したC4.6フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2699黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。