宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
昨日、C8.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 8 --- ---
2/ 7 22:30 C8.1
2/ 6 --- ---

黒点  2/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2699 10 βγ C8

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 369 +0.5
-2 h 384 +0.4
-4 h 387 +1.2
-6 h 397 +2.2
-8 h 408 +1.8
-10 h 419 +1.6
-12 h 411 +0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 7 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 16 -/ -
-6 h 11 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 5 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^0
2/ 8 0.5 9x10^0
2/ 7 0.4 1x10^1
2/ 6 0.4 1x10^1
2/ 5 0.4 5x10^1
2/ 4 0.5 6x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2018/ 2/ 3 13:38 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。
2018/ 2/ 4 12:30 太陽風は低速です。太陽は無黒点が続いています。
2018/ 2/ 5 12:45 3か月半ぶりにCクラスに達するフレアが発生しました。1月の黒点相対数は 6.7 でした。
2018/ 2/ 6 13:37 2699黒点群は少し大きくなっています。太陽風は平均的な状態です。
2018/ 2/ 7 12:35 2699黒点群で、2回目のC1フレアが発生しました。
最新のニュース

2018/ 2/ 8 12:39 更新
2699黒点群で、C8.1の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

2699黒点群が更に大きなフレアを起こしています。
昨夜、22時半(世界時7日13時半)のC8.1小規模フレアです。

3日前の記事でも紹介しましたが、
こちらこそ、昨年10月20日のM1.1以来、
3か月半ぶりの活動と言える規模のフレアです。

フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
久しぶりの大きさなので話題性はありますが、
こうして動画に加工すると、
Cクラス相応の変化ではあるなという印象です。

可視光写真では、
2699群の黒点は、昨日と同程度の広がりを保っています。
更なるフレアを起こすかどうか、引き続き注目してください。


太陽風は、ゆっくりと速度が下がり始め、
現在は370km/秒とやや低速の状態になっています。
磁場強度は、4〜5nTと平均的な値で安定しています。

27日周期の図の前周期同様に、更に低速の風になりそうです。
ただし、前周期は、1月13日以降、高速の太陽風が到来しています。
この高速風をもたらしたコロナホールが、
現在の太陽では見えなくなっていて、
この高まりの回帰が見られるかどうか、
明後日以降の太陽風に注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。
このため、磁気圏は穏やかな状態が続いています。

AE指数では、500nTの変化が1回起きていますが、
太陽風のデータを見ると、
この頃だけ、一時的に磁場が南を向いていたようです。

太陽風の速度が下がりつつあることもあり、
磁気圏は穏やかに推移しそうです。




2699黒点群で発生したC8.1の小規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2699黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。