宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 2/ 8 12:39 更新 2699黒点群で、C8.1の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 2699黒点群が更に大きなフレアを起こしています。 昨夜、22時半(世界時7日13時半)のC8.1小規模フレアです。 3日前の記事でも紹介しましたが、 こちらこそ、昨年10月20日のM1.1以来、 3か月半ぶりの活動と言える規模のフレアです。 フレアの様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。 久しぶりの大きさなので話題性はありますが、 こうして動画に加工すると、 Cクラス相応の変化ではあるなという印象です。 可視光写真では、 2699群の黒点は、昨日と同程度の広がりを保っています。 更なるフレアを起こすかどうか、引き続き注目してください。 太陽風は、ゆっくりと速度が下がり始め、 現在は370km/秒とやや低速の状態になっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値で安定しています。 27日周期の図の前周期同様に、更に低速の風になりそうです。 ただし、前周期は、1月13日以降、高速の太陽風が到来しています。 この高速風をもたらしたコロナホールが、 現在の太陽では見えなくなっていて、 この高まりの回帰が見られるかどうか、 明後日以降の太陽風に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。 このため、磁気圏は穏やかな状態が続いています。 AE指数では、500nTの変化が1回起きていますが、 太陽風のデータを見ると、 この頃だけ、一時的に磁場が南を向いていたようです。 太陽風の速度が下がりつつあることもあり、 磁気圏は穏やかに推移しそうです。 2699黒点群で発生したC8.1の小規模フレア。SDO衛星AIA131。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 2699黒点群の拡大写真。SDO衛星。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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