宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/31 13:40 更新 太陽の東側に小さい黒点が現れています。太陽風は更に低速になっています。 担当 篠原 昨日の夜くらいから、太陽の東側(左側)に活動的な領域が現れ、 黒点も発生して、2697黒点群と番号が付けられています。 ただし、黒点はかなり小さいため、 掲載の可視光写真では見つけることができません。 SDO衛星AIA193のコロナ写真の明るく光っている場所です。 これに伴って、X線グラフにも小さい変化が発生しています。 今後、この領域はどの様に変化するでしょうか。 太陽風は、速度が320km/秒に下がり、 更に低速の風になっています。 磁場強度も、2nT程度に弱まっています。 磁気圏も静穏で、AE指数はほとんど変化がありません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 北極域からコロナホールが低緯度側に伸びています。 この領域は、前周期(27日前)や2周期前(54日前)は、 今回よりも低緯度側に伸びていて(1枚目の写真を参照)、 27日周期の図を見ると、 前周期は1月8日に太陽風速度の高まりをもたらしていました。 今回、27日後に変化が回帰すると考えると、 2月4日頃になります。 一方、コロナホールがやや小さくなっていることから、 前回ほどの変化は見られないかもしれません。 今後の太陽風の注目点です。 今夜の皆既月食ですが、 鹿児島は、朝まではとても良い天気だったのですが、 次第に高層に雲が現れて、既に薄曇りの状態です。 天気予報は、相変わらず夜から「みぞれ」となっています。 せめて、雲の隙間から月が見えないかと期待しているのですが、 かなり厳しそうです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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