宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/27 14:30 更新 太陽風の弱い高まりは通り過ぎ、磁気圏は穏やかになっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日の午後、 26日16時(世界時26日7時)に、500km/秒に上がりました。 その後はゆっくりと下がり続け、 今朝くらいに450km/秒を割り、 現在は430km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度も、7nTから5nTヘ下がり、 こちらも平均的な値です。 27日周期の図では、 今回の変化は、1日程度の小さい高まりとして見えています。 太陽風磁場の南北成分は、振れ幅は小さくなり、 0nT近くに留まっています。 このため、磁気圏の活動は穏やかになっていて、 AE指数の変化はなくなっています。 現在は速度も下がってきたため、 磁気圏は穏やかに推移しそうです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 中央部の右寄りに淡いコロナホールの広がりが見えます。 この領域は、27日前にはほとんど見えていませんでした。 影響がやって来るかどうか、この点にも注目してください。 太陽は無黒点で、X線グラフも変化なく、 穏やかに推移しています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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