宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/22 12:31 更新 高速太陽風が到来しました。B9.5の小さいフレアが発生しています。 担当 篠原 先ほど、22日11時半(世界時22日2時半)に、 太陽の西(右)の2696黒点群があった場所で、 B9.5の小さいフレアが発生しました。 GOES-14衛星によるX線カメラの動画を掲載します。 また、GOES衛星の1分データによるX線グラフも掲載します。 もう少しでCの線に届く所でした。 この領域では、18日にもB9.7の小さいフレアを起こしています。 太陽面に黒点は見えず、無黒点の状態が続いています。 太陽風は、昨夜より速度が上昇し、 現在540km/秒の高速風になっています。 磁場強度は、7nT前後に少し高まっています。 前周期と比較すると、1日ほど遅れての到来となりました。 速度の高まりは、今のところ前回と同じくらいです。 太陽風磁場の南北成分は、 一時的に南向きに -5nTの変化をすることがありますが、 全体としては0nT付近と小さいことが多く、 磁気圏の活動はそれほど強まっていません。 AE指数のグラフでは、700nTの中規模に達する変化が1回と、 小規模の変化が続いている程度です。 SDO衛星AIA193では、 コロナホールは西端(右端)の赤道域から 東端(左端)の南極付近に斜めに伸びています。 緯度が高くなっていくので、 地球への影響は次第に弱くなって行くでしょう。 (c) NOAA/SWPC、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星のX線1分値のグラフ。最後にB9のフレアが発生している。 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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