宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/18 13:35 更新 太陽風は更に低速になっています。明日以降、コロナホールの影響が始まりそうです。 担当 篠原 DSCOVR衛星のデータに乱れがあり、 速度のグラフがおかしくなっていますが、 太陽風の速度は、320km/秒まで下がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期と同様の速度の下がり方になっています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態に戻っています。 南北成分は、北寄りの傾向で変化しています。 速度が下がっていることもあり、 磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数のグラフはほとんど変化していません。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の真ん中にコロナホールが大きく広がり、 地球の方向に速度の高い太陽風を 噴き出しているところです。 3日後くらいには、現在流れ出している高速太陽風は 地球に到来しているでしょう。 明日か明後日くらいから、 太陽風の高まりが始まる可能性があります。 太陽風の磁場強度が強まると、 次第に速度も高まっていくでしょう。 太陽は、中央部に2696黒点群が見えていますが、 特に活動はなく、穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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