宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2018/ 1/15 12:08 更新 太陽風の速度はゆっくりと下がり始めています。 担当 篠原 今日は、SDO衛星のデータページを見ることができません。 SOHO衛星のページで公開されている画像を参照すると、 黒点は今日も見えず、無黒点の状態が続いています。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽コロナの様子は、 SOHO衛星のEIT195カメラの写真を掲載します。 撮影は昨夜です。 現在の高速太陽風をもたらしている北半球のコロナホールは、 西の端(右端)に近づき、 掲載の写真ではほとんど分からなくなっています。 一方、東側(左側)には次のコロナホールが見えています。 太陽風は、高速の状態は続いていますが、 速度は500km/秒に下がっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は12月19日から速度が下がり始めています。 現在の太陽風もこのまま速度が下がり続けると、 前周期と同様のタイミングで高速風の終わりに向かいそうです。 一方、前周期は12月24日から次の太陽風の高まりが始まっています。 この発生源は、EIT195の太陽の東側に見えてきたコロナホールです。 今回は、1月20日頃の回帰になりそうです。 高速の太陽風は続いていますが、 磁場の南北成分は0nT付近で小さく変化しているため、 磁気圏の活動はあまり高まっておらず、 AE指数は500nTの変化が起きている程度です。 南北成分の傾向が変わらなければ、 高速風の終わりに向かって、このまま穏やかに推移しそうです。 SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |