宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/14 12:00 更新 高速太陽風が到来し、速度は600km/秒に上昇しています。 担当 篠原 今日の未明から、太陽風の変化が始まり、 高速の太陽風が到来しています。 14日2時(世界時13日17時)頃から、 太陽風の磁場強度は強まり始め、15nTに達しました。 続く様に速度も上昇を始め、 330km/秒と低速だった太陽風は、 現在、600km/秒の高速状態に変わっています。 27日周期の図を参照すると、 前周期から半日ほど遅れての到来となっています。 前周期の最高速度は650km/秒程度なので、 速度の高まりは同程度に達しています。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まった後は、北向きに変化することが多く、 一時的に南向きに変化する様な傾向です。 このため、磁気圏の活動はやや強まっている程度で、 AE指数のグラフは500nTの変化に留まっています。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで、 世界時13日22〜23時にかけて、 オーロラの活発な輝きが撮影されています。 動画を掲載します。 この変化は、AE指数の変化としては捉えられておらず、 この時間帯のグラフは穏やかです。 前周期の高速太陽風は、4日程度続いています。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は無黒点の状態が続いています。 X線グラフも変化はありません。 ノルウェー・トロムソの全天カメラで、世界時13日22〜23時に撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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