宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/11 12:26 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。12月の黒点相対数は 8.2 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、昨年12月の太陽黒点相対数が発表され、 月平均値は 8.2 と、2か月連続で1桁台となっています。 グラフを見ると、2015年以降、 だいたい同じ調子でここまで下がり続けていて、 今後もこのまま1桁台を保ちそうな様子です。 黒点が見えなかったことを示す、黒点相対数 0 の日も、 12月は16日と、一ヶ月の半分を超えています。 これも、11月に続いて2か月連続です。 今日の太陽は、2694黒点群と、その右上の領域に、 とても小さい黒点が見えています。 掲載の可視光写真では、微かに点が見える程度です。 X線グラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 太陽風は、昨日のニュース以降も速度の低下が続き、 現在は420km/秒と平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、一旦、3nTに下がりましたが、 現在は4nTと、やや戻しています。 磁気圏は静穏で、AE指数は目立った変化はありません。 次の注目は、27日周期の図の前周期の、 12月17日に始まった高速太陽風の回帰です。 発生源となる北半球側のコロナホールは、 SDO衛星AIA193の写真では、太陽の西に進んでいます。 27日周期の図のグラフの比較では、 13日頃に変化が始まりそうですが、今回はどうなるでしょうか。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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