宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2018/ 1/ 3 11:54 更新 太陽風はやや低速になっています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、今朝にかけて420km/秒で安定していましたが、 その後、下がり始め、 現在は380km/秒と低速の風になりかけています。 磁場強度も、3〜4nTとやや弱くなっています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 太陽の中央部から西側(右側)にかけてコロナホールはなく、 今後の太陽風は、低速の穏やかな風になりそうです。 一方、東側(左側)の中緯度域には、 次のコロナホールが斜めに伸びています。 この領域は前周期もあり、 27日周期の図の12月11日から始まる高速太陽風をもたらしました。 しかし、現在のコロナホールは、 前回よりも低緯度側への広がりが小さくなっていて、 地球への影響は弱まるかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は、一時的に小さい高まりが発生している程度です。 太陽は無黒点です。 昨日注目していた東端の領域は、 可視光写真で白斑として見えていますが、 黒点はありませんでした。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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