宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/31 10:43 更新 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から370km/秒へ下がり、 やや低速になっています。 磁場強度も、5nTから4nTへ下がり気味です。 穏やかな太陽風が続いています。 磁気圏も静穏で、 AE指数のグラフは、小さい変化が見られる程度です。 27日周期の図を見ると、 前周期の12月4日に、 太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりが到来して、 セクターのグラフが T から A に変化しています。 この切り替わりが、今日か明日くらいに回帰しそうです。 前周期の太陽風では、この切り替わりに続いて、 磁場強度の高まりが到来し、速度の上昇も始まっています。 今回も同様の推移をする可能性があり、 DSCOVER衛星の太陽風のグラフと、 この27日周期のグラフを見比べながら、 今後の変化に注目して下さい。 磁場強度が高まって、南北成分が大きく南に変化すると、 オーロラの活動も高まります。 今年最後の高まりと、新年最初の高まりが、 まとめてやって来るかもしれません。 太陽の東端に現れた領域は、それ以上発達することはなく、 現在は小さい黒点も見えなくなっています。 X線のグラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 とうとう大晦日になりました。 今年も宇宙天気ニュースをお読みいただきありがとうございました。 どうぞ良いお年をお迎え下さい。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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