宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:01)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/25 --- ---
12/24 --- ---
12/23 --- ---

黒点 12/25 (NOAA)
磁場 フレア
2692 12 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:55 545 -0.8
-2 h 553 -0.8
-4 h 559 -1.7
-6 h 560 -1.5
-8 h 547 +0.0
-10 h 551 +3.7
-12 h 506 -3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 0 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -6 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^1
12/25 0.4 1x10^2
12/24 0.5 2x10^3
12/23 0.5 3x10^3
12/22 0.5 3x10^3
12/21 0.5 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/12/20 14:11 太陽風の速度は460km/秒に下がり、高まりは終わりかけています。
2017/12/21 13:37 太陽の黒点に2692群と番号がつきました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2017/12/22 14:34 2692黒点群は、少し大きくなっています。太陽風は低速です。
2017/12/23 09:31 太陽風の速度は320km/秒へ下がり、磁気圏も穏やかです。
2017/12/24 10:57 太陽風は低速です。コロナホールの影響がこれから始まりそうです。
最新のニュース

2017/12/25 11:01 更新
高速の太陽風が到来し、550km/秒に高まっています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、太陽風の速度はゆっくりと上昇を続け、
昨夜、24日22時(世界時24日13時)には、
500km/秒を超えて高速風になりました。
速度は更に上昇して、今朝、25日5時(世界時24日20時)には、
580km/秒まで高まりました。
その後は少し下げて、現在は550km/秒です。

27日周期の図を見ると、
前周期の太陽風は、500km/秒に達する程度の変化でしたが、
今回はそれを上回る速さに達しています。

10〜15nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
速度が最高速に達すると下がり始め、
現在は5nTと平均的な値に戻っています。
高速太陽風は中盤を迎えている様です。

太陽風磁場の南北成分は、
速度が高まる頃に南北に変化を繰り返しました。
この影響で磁気圏の活動もある程度高まり、
AE指数は、300〜800nTと中規模の変化が続きました。

この中で、世界時24日23時前後のオーロラの活動を、
ノルウェー・トロムソの全天カメラの動画で紹介します。
美しいオーロラの光が空を飾っています。

磁場の南北成分は、
その後は0nT付近に留まる様に傾向が変わっています。
磁気圏の活動も、この状態が続くと比較的穏やかになりそうです。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
コロナホールは太陽の南半球に伸びて、
現在、中緯度付近のコロナホールが太陽の中心線付近に広がっています。
この領域の影響が地球にやって来るのが3日後程度と考えると、
太陽風の高まりは、更に4〜5日程度続く可能性があります。

27日周期の図では、前周期は500km/秒に達する程度の変化が、
11月30日〜12月1日にかけて到来しています。
今週期は、12月27〜28日に相当します。


太陽は、2692黒点群が見えていますが、
特に活動はなく、穏やかです。




ノルウェー・トロムソの全天カメラで、世界時24日22時〜25日0時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。