宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/24 10:57 更新 太陽風は低速です。コロナホールの影響がこれから始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、350〜400km/秒を変化していて、 低速の状態が続いています。 一方、磁場強度は5nTから8nTへゆっくり変化して、 やや高まっています。 太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりは、 昨日のニュース更新の頃に到来していて、 前周期と同様に、A から T へ切り替わっています。 次の注目は、コロナホールの影響の到来ですが、 現在の太陽風磁場の小幅の変化が、速度の変化に繋がるのか、 本格的な変化はこれからやって来るのか、 引き続き太陽風のデータに注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、概ね北寄りで推移しています。 磁気圏の活動は穏やかで、 AE指数は目立った変化は発生していません。 今後、太陽風磁場や速度が高まった場合も、 南北成分が北寄りのままだと、 オーロラの活動はあまり高まらないことになります。 こちらの変化にも注目してください。 太陽では、2692黒点群がちょうど中央部に見えています。 黒点の広がりは、昨日と同じ程度です。 X線グラフも変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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