宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/21 13:37 更新 太陽の黒点に2692群と番号がつきました。太陽風は平均的な速度に戻っています。 担当 篠原 太陽の東側に現れた黒点に、2692黒点群と番号が付きました。 1つ前の2691群は、12月12日まで見えていたので、 可視光の太陽写真に番号が載るのは、およそ10日ぶりです。 X線グラフでは、Bクラスの小さい変化も起きています。 太陽風は、速度の低下が続き、 今朝くらいに、410km/秒と平均的な状態に戻っています。 磁場強度は、3nTとやや弱い値で安定しています。 磁場の南北成分は、 南寄り、北寄り、南寄りと傾向が変化していますが、 変化の幅は小さく、速度が下がってきたこともあり、 磁気圏は概ね静穏です。 太陽風の高まりは一段落付きましたが、 SDO衛星AIA193では、次のコロナホールが、 太陽の中心部から南半球へ向かって広がっています。 3日後くらいには、 この領域の影響が及び始めるかもしれません。 27日前の前周期よりもコロナホールの広がりは大きくなっています。 太陽風の高まりも、より大きくなる可能性があります。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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