宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/23 09:31 更新 太陽風の速度は320km/秒へ下がり、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、320km/秒へ下がり、 更に低速の風になっています。 磁場強度は、3nTから5nTへ少し上がり、 平均的な値に戻っています。 27日周期の図を参照すると、 前周期の太陽風は、11月26日に最も速度が下がっています。 今回も同様の推移になっている様です。 また、前周期の11月26日には、 太陽風磁場の大まかな方向の切り替わりが発生しています (セクターのグラフが、 A から T へ変化している)。 これで何かが起きるという様な現象ではありませんが、 今回も切り替わりが到来するか、 今後の太陽風の変化に注目してください。 また、SDO衛星AIA193では、 赤道域から南極へ伸びるコロナホールが、 太陽の中央付近に縦に長く見えています。 この領域から流れ出している速度の高い太陽風が、 地球の方向にも向かっていると考えられます。 明日くらいから影響が始まるかもしれません。 磁場強度が10nT近くへ強まり始めると、 いよいよ到来と考えられます。 現在の磁気圏は静穏で、 AE指数のグラフは目立った変化はありません。 太陽に現れている2692黒点群は、 昨日と同じ程度の規模で今日も見えています。 X線グラフの変化はなくなっていて、 活動は高まっていません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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