宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/18 11:51 更新 650km/秒に達する高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの後も少しずつ上昇して、 昨夜、17日20時(世界時17日11時)頃から500km/秒を超える高速風になり、 18日0時(世界時17日15時)には、650km/秒まで高まりました。 この辺りを最高速度として、以降は速度が少し下がり、 現在は580〜600km/秒で推移しています。 太陽風の磁場強度は、 速度が上昇している頃に15nTまで強まり、 以降は少し落ち着いたものの、 現在も8nTとやや強まった状態が続いています。 太陽風磁場の南北成分は、南向きに頻繁に変化しています。 このため、磁気圏の活動も活発な状態が続き、 AE指数は、800nT前後の中規模の変化が連続的に発生しています。 久しぶりに、ノルウェーのトロムソの全天カメラによる オーロラの動画を掲載します。 AE指数のグラフの世界時17日18時の高まりと、 続く19時の高まりに対応して、 全天カメラでもこの時刻にオーロラの激しい輝きが発生しています。 27日周期の図を見ると、太陽風速度の最高速度の到来は、 前周期よりも1日ほど早まっています。 今後の推移がどうなるか、 高速太陽風の継続時間や速度の下がり方に注目してください。 太陽は、今日も無黒点です。 X線グラフも特に変化はありません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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