宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/17 13:36 更新 太陽風の磁場が強まり、速度も高まり始めています。 担当 篠原 太陽風の強まりがやって来た様です。 今朝、17日6時(世界時16日21時)に、 太陽風の磁場強度は、3nTから10nT近くへ強まり、 速度も、330km/秒から370km/秒へ少し上昇しました。 その後も、磁場強度は10nT前後に強まった状態が続き、 速度も400km/秒と平均的な速さに戻っています。 27日周期の図を参照すると、 前周期の11月20日に発生した変化が、 半日ほど早まって回帰したと思われます。 前周期の太陽風は、速度が600km/秒まで高まりました。 今回はどのような推移になるでしょうか。 磁場が強まった後、 磁場の南北成分は南向きに-5nTを超える変化が目立っています。 まだ速度が遅いためか、AE指数では、目立った変化にはなっていませんが、 今後、速度が上昇して、磁場も南寄りに変化が続くと、 オーロラの活動も高まってくるでしょう。 太陽は、無黒点の状態が続いています。 東端の活動的な領域は、こちら側に回ってきましたが、 黒点はありませんでした。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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