宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/12 12:07 更新 太陽風速度の弱い高まりが到来しました。 担当 篠原 昨夜に入って、太陽風の速度は高まりを見せ、 490km/秒の高速風になりました。 高まりのピークは短く、 今日の未明には450km/秒へ一段下がっていますが、 現在もやや高速の風が続いています。 太陽風の磁場強度も、 速度が高まる頃に10nTを超えるくらいまで強まり、 その後少し下がって、7〜8nTとやや強まった状態です。 27日周期の図を見ると、 前周期の11月14日は、磁場強度の強まりだけでしたが、 今回は、速度の高まりも到来しました。 太陽風磁場の南北成分は、 昨日の午後に、-5nTを超える程度の南向きの変化が発生したり、 その後も、南向きへの変化が度々発生しています。 磁気圏の活動もある程度強まって、 AE指数は500nT前後の変化が続いています。 SDO衛星AIA193では、太陽の北極域、中央部南寄り、東側の北寄りと、 あちこちにコロナホールが見えています。 27日周期の図の前周期も、 11月16日や11月21日に速度の高まりが発生していて、 これらがどの様に回帰してくるか、今後の推移に注目してください。 太陽は、東端の領域に黒点はありませんでした。 2691黒点群は、少し大きくなっています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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