宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/10 10:01 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。太陽に小さい黒点が現れています。 担当 篠原 太陽の東側(左側)の赤道付近に、黒点が現れかけています。 掲載しているSDO衛星の可視光写真では、 ほんの微かに黒い点が見える程度で、とても分かりにくいですが、 SDO衛星のAIA193のコロナ写真では、小さく明るい輝きが見えています。 この後、更に大きくなるのか、すぐ消えてしまうのか、 注目して下さい。 また、太陽の東端(左端)の向こう側から活動的な領域が近付いている様です。 SDO衛星AIAカメラの動画では、 コロナのガスが変動している様子が見えています。 掲載の写真でも、東端に明るい部分が見えています。 ここからも新しい黒点が姿を現すかもしれません。 太陽風は、速度が350km/秒へ下がり、低速の状態です。 磁場強度も、2〜4nTとやや弱い値で変動しています。 磁気圏も静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、コロナホールが更に西に進み、 明日くらいから影響がやって来るかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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