宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/11 12:31 更新 太陽の東端から黒点が現れるかもしれません。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の東側に現れた黒点は、 2461黒点群と番号が付けられ、 小さい姿のまま今日も見えています。 一方、東端には新しい活動領域が近づき、 可視光写真では、白斑が見える様になっています。 今朝、11日10時(世界時11日1時)頃には、 B6程度の小さいフレアを起こしています。 今後、黒点も姿を現すでしょうか。 太陽風は、330〜340km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、4nTで安定していたのですが、 グラフの最後に、7nTへの小さい高まりが起きています。 磁場の南北成分は、弱い南寄りの傾向が続き、 磁気圏は基本的には穏やかですが、 AE指数は、200nTの小さい活動が続く時間帯も見られます。 SDO衛星AIA193では、北半球のコロナホールが西に進み、 そろそろ影響が見られるかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期に速度の弱い高まりがやって来たのは、 2日ほど遅れて、11月16日でした。 今回は、12月13日に相当します。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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