宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/ 6 13:14 更新 太陽の中央部に小さい黒点が発生しています。太陽風は高速風になっています。 担当 篠原 太陽の中央部に新しい黒点が出現しています。 SDO衛星の可視光写真では、 今朝、6日8時(世界時5日23時)頃から見え始めました。 できたばかりの小さい黒点ですが、 この後、どの様に推移するでしょうか。 X線グラフは変化はなく、太陽は穏やかです。 太陽風は、昨日の午後、5日16時(世界時5日7時)に 速度が500km/秒を超えて、高速の風になりました。 その後もゆっくりと速度は高まり、 今朝の段階で600km/秒に達し、そのまま安定しています。 一方、10nTを超えるくらいに強まっていた磁場強度は、 今朝以降は5nTと、平均的な値に下がっています。 磁気圏の活動も強まって、 AE指数は1000nTに達する大きな変化が半日程度続きました。 しかし、今朝以降は、磁場が弱まるとともに、 南北成分は0nT付近で小さく変化する様になっていて、 磁気圏の活動も弱まっています。 速度は高まった状態が続いていますが、 この後はどうなるでしょうか。 27日周期の図を見ると、 前周期から1日遅れくらいで高速太陽風が回帰しています。 前周期は5日ほど高速風が続きましたが、 今回は少し短くなりそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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