宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/ 5 11:43 更新 太陽風の磁場強度が強まり、コロナホールの影響が及び始めた様です。 担当 篠原 コロナホールの影響が地球に届き始めた様です。 今日に入った頃(世界時4日15時)から、 太陽風の磁場強度が12nTに強まりました。 速度は、300km/秒台の低速風が続いていたのですが、 今朝、5日7時(世界時4日22時)に430km/秒へ上がり、 まだ平均的な速さに戻った程度ですが、 速度も高まりの気配を示しています。 27日周期の図を見ると、 前周期より半日ほど遅れた立ち上がりになっています。 この後、500km/秒を超える高速太陽風に変わるのか、 注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、南寄りの傾向に変わっていて、 南向きに大きく振れる時間帯が続いています。 磁気圏の活動度も高まっていて、 AE指数のグラフでは、 この半日ほど、500〜800nTの中規模の変化が続いています。 太陽風の速度が高まっていないので、 AE指数の変化は限定的ですが、 現在の磁場強度を保ったまま、速度も高まってくると、 磁気圏の乱れも規模が大きくなるでしょう。 前周期の太陽風は、600〜700km/秒まで速度が上昇しました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、無黒点が続き、 X線グラフも変化は見られず、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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