宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/12/ 3 12:51 更新 太陽風は平均的な状態です。11月の黒点相対数は、5.7 に下がっています。 担当 篠原 WDC-SILSOより、11月の太陽黒点相対数が発表されました。 それによると、11月の平均値は 5.7 と1桁に下がっています。 ここまで下がったのは、前の極小期の終わりにあたる、 2009年11月の 6.9 以来で、8年ぶりのことです。 第24期から第25期に向かう極小期も本格的になってきました。 黒点相対数が0になる無黒点の日も、11月は19日に達しています。 10月も11日と2桁に達していて、 2か月連続して2桁に達したのは、今回の極小期では初めてです。 最後に2か月続いたのは、2010年の4〜5月です。 また、無黒点の日数が19日に達したのは、 2009年10月の21日以来です。 黒点相対数の平均値も、無黒点日の日数も、 どちらもほぼ8年ぶりの記録となりました。 現在の太陽風は、平均的な状態が続いています。 速度は、400km/秒のまま安定し、 最新のところで430km/秒に上がっていますが、 一時的な変化でしょう。 磁場強度は、一旦、2nTまで下がり、 現在は4nTに戻っています。 磁場の南北成分は、 DSCOVRの図の前半は南北に振れていますが、 後半は0nT付近に留まっています。 磁気圏の活動も穏やかで、 AE指数は、太陽風磁場が南向きに変化した頃に 500nTの変化が起きていますが、 その他の時間帯は静かです。 27日周期の図を参考にすると、 次の太陽風の高まりは、明日くらいから始まりそうです。 太陽は無黒点で、とても静かです。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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