宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/21 15:05 更新 高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨夜遅くから、太陽風の磁場強度と速度が上昇を始め、 今朝早くに、磁場強度は10nTに強まり、 速度はその後も上昇を続けて、現在は550km/秒に達しています。 コロナホールによる高速の太陽風が始まりました。 27日周期の図を見ると、 前周期より半日ほど遅れて変化が始まっています。 磁場の南北成分は、南に向いたり、北に向いたり、 大きく切り替わる変化をしています。 それぞれ10nTに達する大きな変化をしていて、 南を向いた頃に、オーロラの活動も強まっています。 AE指数のグラフでは、500〜800nTの中規模の変化が、 繰り返し発生しています。 太陽風の磁場強度は、現在も10nTと強まっており、 速度は更に高まる可能性があります。 前周期は、600km/秒を超えるくらいに達しました。 また、前周期の高速風は3日ほど続きました。 今回はどうなるでしょうか。 太陽は、無黒点のままです。 X線グラフも目立った変化はなく、穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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