宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/20 11:59 更新 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかです。今後、高速太陽風が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、360km/秒へ下がり、 低速の風に変わっています。 磁場強度は、2nT前後に弱まっています。 27日周期の図を見ると、 太陽風磁場の大まかな方向が切り替わる セクター境界を2回通過していて、 この変化とも関係しているようです。 27日前の前周期の太陽風と比べると、 速度や磁場の下がり方が今回と同様の推移になっています。 このまま辿ると考えると、 この後、磁場が強まり、速度も上昇を始めそうです。 今回はどのような変化になるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 0nT付近か、やや北寄りに変化しています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数のグラフには目立った変化は起きていません。 太陽は、2687黒点群が見えなくなり、 無黒点になっています。 X線グラフも静かです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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