宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/16 13:18 更新 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。 担当 篠原 昨夜遅く、太陽風の磁場強度が15nTに強まる変化が到来し、 その後、速度も上昇を始めて、500km/秒の高速風に達しています。 磁場強度は、一段下がっていますが、 依然10nT近くに強まった状態です。 27日周期の図の前周期の10月19〜22日にかけて見られた、 太陽風の弱い高まりが今回も回帰してきたようです。 前周期と同程度の変化であれば、速度の高まりはこの辺りで終わり、 2日程度の乱れになりそうです。 一方、現在も磁場強度は強まっているため、 速度ももう一段高まるかもしれません。 引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。 太陽風磁場の南北成分は、 全体としては北向きに強まっている様です。 このため、磁場が一時的に南向きに変化したときに、 磁気圏の活動を高めていて、 AE指数は、1000nT近い中規模の活動が起きたり、 静かになったりを繰り返しています。 SDO衛星AIA193の太陽写真では、 赤道域に広がるコロナホールが、太陽の中央線に達しています。 この領域は、27日前も10月24日に高速太陽風をもたらしています。 今回は11月20日頃でしょうか。 太陽は、南東(左下)に2687黒点群が見えていますが、 目立った活動はなく、穏やかに推移しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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