宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/13 12:21 更新 高速太陽風は終わり、磁気圏も概ね静穏です。太陽は無黒点が続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに450km/秒へ下がり、 その後もゆっくりと低下して、 現在は410km/秒と平均的な速度に戻っています。 27日周期の図で前周期と比べると、 今回の高速太陽風は、1日ほど早く終わっています。 太陽風の磁場強度は、4nTから3nTへ少し下がり、 やや弱い状態が続いています。 南北成分は、南北に小さく変化しています。 速度が下がったこともあり、磁気圏の活動は弱くなっています。 AE指数では、磁場が南に振れた時間帯に 200〜300nTの小規模の変化が発生しています。 太陽風は一旦落ち着きましたが、 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球のコロナホールが太陽の西側に進み、 影響は始まる目安の位置に近づいています。 前周期は10月19日に速度の小さい高まりが見られた程度ですが、 今回は目立った太陽風の変化をもたらすでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万を超えて高まった状態が続いています。 太陽風が落ち着くと、ゆっくりと減少していきます。 太陽は今日も無黒点で、穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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