宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:02)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/11 --- ---
11/10 --- ---
11/ 9 --- ---

黒点 11/11 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:53 604 -0.3
-2 h 615 +1.6
-4 h 624 +0.8
-6 h 647 -0.0
-8 h 670 +0.3
-10 h 677 +0.3
-12 h 664 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 2x10^4
11/11 0.5 4x10^4
11/10 0.5 5x10^4
11/ 9 0.5 9x10^3
11/ 8 0.3 4x10^3
11/ 7 0.4 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/11/ 6 12:02 太陽風は低速になり、磁気圏もとても穏やかです。明日くらいから高速太陽風が始まりそうです。
2017/11/ 7 11:49 太陽風は低速で、磁気圏もとても静かです。高速風はまだ始まっていません。
2017/11/ 8 13:10 太陽風の速度は650km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。
2017/11/ 9 12:44 高速の太陽風が続き、磁気圏も活発です。
2017/11/10 12:39 高速太陽風の速度は下がり始めています。磁気圏は活動的です。
最新のニュース

2017/11/11 13:02 更新
太陽風の速度は再び600km/秒台に高まっています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は再び上昇し、
10日18時(世界時10日9時)には、680km/秒まで高まりました。
今回の高速太陽風の最初のピーク(11月8日)の頃と、
同じくらいの速さに上がっています。

そのまま、今朝早く、11日4時(世界時10日19時)まで、
680km/秒の高速状態が続き、
以降、速度は低下を始めています。
現在は、ちょうど600km/秒まで下がったところです。

27日周期の図を参照すると、
前周期の高速風は、10月14日に最高速度に達していました。
今回の速度の高まりは、
前回のこの変化の回帰だったと言えそうです。

太陽風の磁場強度は、速度が高まり始める頃は5nTと平均的な値で、
以降、少しずつ弱くなり、現在は3nTに下がっています。
南北成分は、グラフの前半は -5nTの南向きの変化が発生していますが、
後半は南北の変化が目立たなくなっています。

磁気圏の活動もこれに対応して、AE指数のグラフは、
10日の中盤までは、1000nTに達する大きな変化が続いていますが、
以降は300nT程度の小規模の変化に留まっています。

世界時10日20〜21時のノルウェー・トロムソの
全天カメラの動画を掲載します。
AE指数のグラフでは、変化は小ぶりになっている頃ですが、
空全体を明るいオーロラが輝いています。

前周期の太陽風は、この後3日ほどかけて平均的な速度に下がりました。
今回も同程度と考えると、14日頃まででしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、1万を超えた状態が続いています。

太陽は無黒点が続いています。
X線のグラフも変化のない状態です。




ノルウェーのトロムソで、世界時10日20〜21時頃に撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。