宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/14 12:31 更新 太陽の東端に小さい黒点が現れています。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 太陽の南東の端(左端のやや下側)から、 新しい黒点が顔を出しています。 今日のNOAA/SWPCの報告ではまだ番号は掲載されていません。 太陽は11月に入って以来、ずっと無黒点でした。 2週間ぶりの出現と言えそうです。 東の端に近づいた昨日午後、 13日15時半(世界時13日6時半)には、 B7.5の小さいフレアを起こしています。 Cクラスにも達していない小さい活動ですが、 X線グラフでこのような変化が発生したのは、 10月21日(世界時は20日)のM1.1以来です。 その後、特に活動は起きていませんが、 この後の変化に注目して下さい。 太陽風は、速度が380km/秒に少し下がり、 やや低速の状態になっています。 磁場強度は、昨日の午後から5nTに戻っていましたが、 今朝からは7〜8nTにやや強まっています。 コロナホールの影響が近づいているのかもしれません。 磁気圏は、全体としては穏やかですが、 AE指数で500nT程度の小規模の変化は発生しています。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールは西半球に半分ほど進み、 影響が始まる目安の位置に達しています。 更に、南半球のコロナホールも太陽の中央線に達していて、 3日後くらいから、こちらの影響も始まりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、 1万を超えて高まった状態が続いています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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