宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/12 12:44 更新 太陽風の速度は520km/秒まで下がり、高速風は終わりに近付いています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降も下がり続け、 12日1時(世界時11日16時)には520km/秒まで下がりました。 速度の低下はここで終わり、 以降、現在まで520〜540km/秒と高速の状態は続いています。 27日周期の図を見ると、下がり方は前周期と近い変化になっていて、 明日、明後日くらいで高速風は終わりを迎えそうです。 太陽風磁場の南北成分は、 0nTから北寄りで推移しています。 磁気圏の活動は弱くなっていて、 AE指数は時々小規模の変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球のコロナホールは中央線を通り過ぎ、 続いて南半球のコロナホールが太陽の東側から進んでいます。 今週はこれらの領域の影響に注目してください。 太陽は無黒点のままで、とても静かです。 放射線帯の高エネルギー電子は、数万の状態で安定しています。 太陽風の変化は一段落ついたので、 こちらも落ち着いている様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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