宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/ 8 13:10 更新 太陽風の速度は650km/秒に高まり、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 高速の太陽風が始まり、磁気圏の活動も活発になっています。 昨日のニュースの後、 太陽風の磁場強度は10nTを超えて強まりました。 夜になると速度も上昇を始め、深夜に500km/秒に達しました。 磁場強度もこの頃に20nTに達しています。 一方、磁場が10nTに強まった頃から、 南北成分は南向きに振れる様になり、 磁気圏の活動も強まって行きました。 AE指数は、500nTから1000nTに達する中規模の変化が続きます。 そして、今日、8日に入ると、 速度は600km/秒を超えて、650km/秒まで高まります。 反対に磁場強度は下がり始め、10nTを割るくらいになりました。 磁場の南北成分は、南寄りの傾向が続き、 速度が一段と高まったこともあって、 AE指数の変化は1000nTを超えるくらいまで強まっています。 現在の太陽風は、速度は650km/秒を保っていますが、 磁場強度は5nTに戻りかけています。 高速風の領域としては、中盤を迎えているようです。 このまま磁場の南寄りの傾向が続けば、 磁気圏も活発な状態を保つでしょう。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速太陽風は7日ほど続いています。 今回は、コロナホールの東西方向の広がりがやや狭くなっているようで、 高速風の期間も短くなるかもしれません。 太陽は、無黒点でとても静かです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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