宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/ 6 12:02 更新 太陽風は低速になり、磁気圏もとても穏やかです。明日くらいから高速太陽風が始まりそうです。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から350km/秒へ下がり、 低速の風に変わっています。 磁場強度は、4nTに少し下がって安定しています。 27日周期の図を見ると、 前周期も10月10日に一旦低速になって、 11日から、速度が上昇を始めています。 27日の周期で予想すると、 明日くらいから太陽風の変化が始まりそうです。 前周期と同様に、初めに磁場強度が強まり、 続くように速度が上昇を始めると思われます。 磁場が強まった時に、南北成分が南向きに変化すると、 振れ幅が大きくなり、磁気圏の活動を強める可能性があります。 高速風の始まりにも注目してください。 現在の太陽風磁場の南北成分は、北寄りになっています。 速度が下がっていることもあって、磁気圏はとても穏やかで、 AE指数のグラフはほとんど変化が見られません。 太陽は今日も無黒点です。 STEREO Ahead衛星の画像を見ると、 東端の向こう側にも活動的な領域は見られず、 無黒点の状態は更に続きそうです。 X線グラフも変化はなく、太陽はとても穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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