宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/ 3 09:55 更新 太陽風の弱い高まりが到来して、平均的な速さに戻っています。 担当 篠原 コロナホールの影響と思われる、 太陽風の弱い高まりが到来しています。 太陽風の磁場強度は、昨夜にかけて15nT近くまで強まりました。 速度もゆっくりと高まって、3日に入る頃、400km/秒に達しました。 その後、磁場強度は低下に向かって、現在は7nTまで下がっています。 一方、速度は400km/秒と平均的な速さで安定しています。 27日周期の図で比較すると、 前周期と同程度の弱い太陽風の高まりが、 今回もやって来た様です。 太陽風磁場の南北成分は、磁場が強まった頃は北向きに振れていました。 このため、磁気圏の活動は穏やかな状態で推移していました。 そして、今朝に入って、磁場強度が下がり始めたころから 南向きに偏るようになり、-5nTを超える変化がしばらく続きました。 磁気圏の活動も同様に高まりを見せ、 AE指数は、グラフの最後に700nTの中規模の高まりが発生しています。 27日周期の図を見ると、 前周期の太陽風は、この弱い高まりが3日ほど続いた後、 一旦速度が下がって、10月11日から次の高速太陽風が始まっています。 発生源のコロナホールは、 今日の写真では、先頭が太陽の中心線に達しています。 太陽は、静かな状態が続いています。 今日も無黒点のままで、 東端から近付いている活動的な領域は、 こちらに現れたかどうかというところで、 黒点の有無はまだ分かりません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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