宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/11/ 2 12:31 更新 太陽は無黒点です。太陽風は低速風が続いています。 担当 篠原 太陽は、無黒点になったまま静かな状態が続いています。 X線のグラフも、変化のない状態です。 STEREO Ahead衛星の画像を見ると、 太陽の東端近くに活動的な領域が近づいているようです。 黒点があるのかどうか、今後の出現に注目して下さい。 太陽風は、速度が300km/秒にやや上がりましたが、 低速の風が続いています。 磁場強度は、10nTに強まる変化が発生していますが、 速度と連動する様子は見られません。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールは、 西の端に向かって進んでいます。 これから影響が始まるのか、このまま何もなく過ぎていくのか、 引き続き注目してください。 一方、太陽の北東(左上)には、次のコロナホールが見えています。 この領域の影響は、前回は10月11日頃に始まっています。 27日周期で考えると、今回は11月7日頃でしょうか。 前回は、最高速度が700km/秒に達する変化をもたらしました。 今回はどうなるでしょうか。 磁気圏は、基本的には穏やかだと思いますが、 太陽風磁場が強まって、南北成分が -5nT程度に振れているため、 この時間帯に小規模の活動が発生している可能性があります。 今日のAE指数のグラフは、 観測データの数が少ないことを示す灰色の線が目立っています。 このため、参照には注意が必要です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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