宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/23 13:52 更新 太陽風は平均的な状態です。明日から高速太陽風が始まりそうです。アイスランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 高坂雄一さんより、アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で撮影された オーロラの写真をいただきました。 アイスランドは天候が厳しく、 曇りと雨が二週間ほど続いていたとのことで、 やっと昨夜から今日にかけて、 日をまたぐように4時間ほど晴れたとのことです。 太陽風の状況を見ると、速度はともかく、 磁場が0nT付近からやや北寄りで、 オーロラの活動には厳しい条件だったと思います。 その中での見事な撮影です。 高坂さんによると、オーロラは全天に現れていたとのことです。 1枚目の写真は、地平線近くに夏の大三角が写っています。 秋の天の川へ続く星の流れとオーロラが沿うように輝いています。 2枚目は、下に北斗七星、中央に北極星、上にカシオペヤ座と、 高緯度ならではの北の星空を背景にオーロラが空を覆っています。 3枚目は、北極星の下側を通過中の北斗七星を中心に。 4枚目は、同じく北斗七星から右上に冬の星座ぎょしゃ座にかけて、 アイスランドの山並みとオーロラと、雲も増え始めた頃なのでしょうか。 アイスランドの時差を考えると、 日本の今朝9時が現地の今日の真夜中です。 本当に撮影したばかりの写真を送っていただきました。 どうもありがとうございます。 太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。 磁場強度も、5nT前後と平均的な値です。 南北成分は、0nT付近から比較的北寄りに推移しています。 このため、磁気圏の活動は穏やかな状態だと思われますが、 昨日よりAE指数のページでデータが更新されていないため、 グラフを参照することができません。 SDO衛星AIA193では、北半球を縦に伸びるコロナホールが、 太陽の西側に進み、影響を及ぼし始める目安の位置に近づいています。 27日周期の図を見ると、 前周期は9月27日から太陽風の高まりが始まっています。 これは、明日、10月24日に相当します。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽は、2685黒点群に続いて、北半球側からも黒点が現れました。 2686群と番号が付けられると思います。 目立った活動はなく、太陽は穏やかに推移しています。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。 (c) 高坂雄一氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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