宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:52)
一昨日、M1.1の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/23 --- ---
10/22 --- ---
10/21 08:09 M1.1

黒点 10/23 (NOAA)
磁場 フレア
2685 3 α M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:45 399 +0.1
-2 h 376 +4.3
-4 h 384 +0.1
-6 h 392 +0.6
-8 h 389 +1.8
-10 h 394 +1.2
-12 h 406 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
10/23 0.3 1x10^3
10/22 0.4 7x10^3
10/21 0.5 3x10^3
10/20 0.4 1x10^4
10/19 0.5 9x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/10/18 14:09 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も穏やかになっています。
2017/10/19 14:35 太陽の向こう側で活発な活動が続いているようです。太陽風は低速です。
2017/10/20 13:18 太陽風の速度がやや高まっています。太陽は無黒点で穏やかです。
2017/10/21 19:10 太陽の東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。
2017/10/22 12:50 太陽の東端から2685黒点群が現れました。
最新のニュース

2017/10/23 13:52 更新
太陽風は平均的な状態です。明日から高速太陽風が始まりそうです。アイスランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

高坂雄一さんより、アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で撮影された
オーロラの写真をいただきました。
アイスランドは天候が厳しく、
曇りと雨が二週間ほど続いていたとのことで、
やっと昨夜から今日にかけて、
日をまたぐように4時間ほど晴れたとのことです。

太陽風の状況を見ると、速度はともかく、
磁場が0nT付近からやや北寄りで、
オーロラの活動には厳しい条件だったと思います。
その中での見事な撮影です。
高坂さんによると、オーロラは全天に現れていたとのことです。

1枚目の写真は、地平線近くに夏の大三角が写っています。
秋の天の川へ続く星の流れとオーロラが沿うように輝いています。
2枚目は、下に北斗七星、中央に北極星、上にカシオペヤ座と、
高緯度ならではの北の星空を背景にオーロラが空を覆っています。
3枚目は、北極星の下側を通過中の北斗七星を中心に。
4枚目は、同じく北斗七星から右上に冬の星座ぎょしゃ座にかけて、
アイスランドの山並みとオーロラと、雲も増え始めた頃なのでしょうか。

アイスランドの時差を考えると、
日本の今朝9時が現地の今日の真夜中です。
本当に撮影したばかりの写真を送っていただきました。
どうもありがとうございます。



太陽風は、400km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も、5nT前後と平均的な値です。
南北成分は、0nT付近から比較的北寄りに推移しています。

このため、磁気圏の活動は穏やかな状態だと思われますが、
昨日よりAE指数のページでデータが更新されていないため、
グラフを参照することができません。

SDO衛星AIA193では、北半球を縦に伸びるコロナホールが、
太陽の西側に進み、影響を及ぼし始める目安の位置に近づいています。
27日周期の図を見ると、
前周期は9月27日から太陽風の高まりが始まっています。
これは、明日、10月24日に相当します。
今後の太陽風の変化に注目して下さい。


太陽は、2685黒点群に続いて、北半球側からも黒点が現れました。
2686群と番号が付けられると思います。
目立った活動はなく、太陽は穏やかに推移しています。



アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


アイスランド北部のフリーセイ島(Hrisey)で、現地22日から23日にかけて撮影されたオーロラ。
(c) 高坂雄一氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。