宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2017/10/21 19:10 更新 太陽の東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 今朝、21日8時(世界時20日23時)に、 太陽の東端でM1.1の中規模フレアが発生しました。 太陽の向こう側で活発に活動していた2682黒点群が、 いよいよこちら側に姿を現したようです。 SDO衛星の可視光写真では、 東端にかろうじて黒い点が見えています。 このフレアは、CME(太陽ガスの放出現象)も起こしています。 SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 また、太陽の向こう側で観測しているSTEREO AHead衛星の EUVI195によるフレアの様子、 COR2によるCMEの様子も掲載します。 東端ぎりぎりで観測されたことから、 フレアの本当の規模はM1よりも大きかった可能性があります。 今後は太陽のこちら側で活動が起きるため、 地球へ影響が及ぶ可能性が高まります。 この黒点群の今後の活動に注目してください。 太陽風は、昨夜遅くに400km/秒台を割り、 360km/秒前後に下がっています。 低速の太陽風に変わっています。 磁気圏は静穏で、 速度が下がった後は、AE指数は目立った変化はありません。 今日は鹿児島高専の文化祭が行われました。 物理部と天文気象同好会の展示に参加しているうちに 一日が終わってしまいました。 記事の更新がかなり遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。 台風が近づいていることもあり、 曇りのち雨と天気はあまり良くありませんでしたが、 多くの方に展示を見ていただき、楽しい文化祭でした。 GOES衛星のX線カメラによる、太陽の東端で発生したM1.1フレア。 (c) NOAA/SWPC、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) M1.1フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星によるフレアの様子。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星によるCMEの様子。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星による太陽の可視光写真。東端に新しい黒点が出現している。 (c) SDO (NASA) SOHO衛星EIT195による太陽コロナの写真。 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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