宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2017/10/19 14:35 更新 太陽の向こう側で活発な活動が続いているようです。太陽風は低速です。 担当 篠原 太陽の向こう側で、活発な活動が続いています。 昨日のニュースの直後、18日15時(世界時18日6時)には、 昨日紹介したCMEを上回る激しいCMEが発生しました。 SOHO衛星LASCO C2,C3の動画と、 太陽の向こう側から観測している、 STEREO Ahead衛星のCOR2カメラの動画を掲載します。 STEREO Ahead衛星では、 CMEのガスが太陽を丸く囲んで広がるハロー型になっています。 発生地点は、STEREO Ahead衛星のEUVI 195を見ると、 太陽の向こう側の中央部南寄りの領域で、 昨日と同じ2682黒点群付近です。 掲載しているSTEREO Ahead衛星の動画は、 現在公開されている写真は 18日17時(世界時18日8時)以降のものになっているため、 フレアの瞬間は見られず、 フレアの後のプロミネンスの輝きが見えています。 引き続き、この領域の活動に注目して下さい。 一方、太陽のこちら側は黒点のない静かな状態が続いています。 X線グラフでは、Bクラスのゆっくりとした変化が観測されていますが、 太陽の向こう側のフレアに関連する変化かもしれません。 太陽風は、速度が350km/秒に下がり、 低速の風になっています。 磁場強度は、3nTから5nT前後に高まり、 平均的な状態です。 磁場の南北成分は、グラフの前半は0nT付近ですが、 後半から南向きに変化する時間帯が目立っています。 このため、AE指数のグラフでも、 後半に500nT近い変化が発生しています。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球のコロナホールが、太陽の西に進み、 明日くらいから地球に影響がやって来るかもしれません。 また、東側には次のコロナホールが見えています。 前周期の9月27日以降に高速太陽風をもたらした領域です。 今回も、10月24日頃から影響が始まりそうです。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) STEREO Ahead衛星COR2カメラによる同じCMEの観測。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の向こう側で大きいフレアが発生したようです。STEREO Ahead衛星EUVI 195。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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