宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:35)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/19 --- ---
10/18 --- ---
10/17 --- ---

黒点 10/19 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:25 360 -3.0
-2 h 347 -0.6
-4 h 347 +1.6
-6 h 349 -4.2
-8 h 353 -4.6
-10 h 347 -2.4
-12 h 354 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -5 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
10/19 0.5 9x10^4
10/18 0.4 1x10^5
10/17 0.4 7x10^4
10/16 0.3 2x10^5
10/15 0.5 1x10^5

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
地上磁場 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2017/10/14 09:51 太陽風の速度は700km/秒に高まっています。磁気圏の活動も激しくなっています。
2017/10/15 15:43 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。(ネットワーク障害で繋がらなくなっていました)
2017/10/16 12:20 高速太陽風は続いていますが、速度は530km/秒に下がっています。
2017/10/17 12:47 高速太陽風は終わりに近づいています。ムルマンスクのオーロラをどうぞ。
2017/10/18 14:09 太陽風は平均的な速度に戻り、磁気圏も穏やかになっています。
最新のニュース

2017/10/19 14:35 更新
太陽の向こう側で活発な活動が続いているようです。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の向こう側で、活発な活動が続いています。
昨日のニュースの直後、18日15時(世界時18日6時)には、
昨日紹介したCMEを上回る激しいCMEが発生しました。

SOHO衛星LASCO C2,C3の動画と、
太陽の向こう側から観測している、
STEREO Ahead衛星のCOR2カメラの動画を掲載します。
STEREO Ahead衛星では、
CMEのガスが太陽を丸く囲んで広がるハロー型になっています。

発生地点は、STEREO Ahead衛星のEUVI 195を見ると、
太陽の向こう側の中央部南寄りの領域で、
昨日と同じ2682黒点群付近です。
掲載しているSTEREO Ahead衛星の動画は、
現在公開されている写真は
18日17時(世界時18日8時)以降のものになっているため、
フレアの瞬間は見られず、
フレアの後のプロミネンスの輝きが見えています。

引き続き、この領域の活動に注目して下さい。

一方、太陽のこちら側は黒点のない静かな状態が続いています。
X線グラフでは、Bクラスのゆっくりとした変化が観測されていますが、
太陽の向こう側のフレアに関連する変化かもしれません。


太陽風は、速度が350km/秒に下がり、
低速の風になっています。
磁場強度は、3nTから5nT前後に高まり、
平均的な状態です。

磁場の南北成分は、グラフの前半は0nT付近ですが、
後半から南向きに変化する時間帯が目立っています。
このため、AE指数のグラフでも、
後半に500nT近い変化が発生しています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球のコロナホールが、太陽の西に進み、
明日くらいから地球に影響がやって来るかもしれません。

また、東側には次のコロナホールが見えています。
前周期の9月27日以降に高速太陽風をもたらした領域です。
今回も、10月24日頃から影響が始まりそうです。



太陽の向こう側で発生した激しいCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2カメラによる同じCMEの観測。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側で大きいフレアが発生したようです。STEREO Ahead衛星EUVI 195。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。